ドライバーの求人倍率に関する大まかな傾向

常に人手不足の職種と言われている、ドライバーの求人倍率を見た場合、2020年を境に大きく変わっている点が、最大のポイントです。2012年から2019年までの求人倍率と、2020年以降の求人倍率を紹介しながら、その理由や傾向を具体的に説明します。

2012年から常に右肩上がり

ドライバー求人は2012年の時点から有効求人倍率が上がり続けています。2012年以降はずっとドライバーを必要としている企業が多くなり、必死に獲得しようと求人を出している状況があります。ドライバーに…

2018年と2019年は3倍以上に達する

有効求人倍率の低迷が話題になることも多い時代、新しい仕事を探しているけれどなかなか見つからない…と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。しかし、必ずしも全ての業種において、有効求人倍率が低い状態…

2020年以降は1倍程度に低下

2020年を境に、全職種の有効求人倍率が下がり1倍程度になっています。原因としては新型コロナウイルスの感染症流行により経済が停滞、景気が悪化したことが挙げられます。トラック運転手のようなドライバー…

福利厚生を厚くする会社が増えている

1日12時間以上営業車両を運転するドライバーにとって、福利厚生が充実しているかどうかは、長時間勤務するための大きな要素の一つです。会社側から見ても、ドライバーの短期離脱は経済的な損失につながるため、ドライバーに対する福利厚生を充実させるようになっています。

家賃に対する補助額を増額する

ドライバー求人の内容を見てみると、福利厚生として家賃補助があると記載されていることが多くなりました。求人票には具体的な家賃補助の金額が記載されていないことが多いですが、全体的な傾向として補助の金額…

男性でも育児有給休暇を取りやすくしている

大手の運送や物流を主な事業とする会社の中には、一人一人の社員が働きやすい環境を整えるために、福利厚生を見直しているところが多く見られます。特に、業界大手の会社では男性のドライバーの希望があれば、女…

永年勤続制度を導入する会社もある

長く馴染みのある会社で働きたいなら定年制の有無を確認しよう

ドライバー求人を福利厚生にこだわって選ぶにあたり、永年勤続制度があるかどうか確認するのがおすすめです。例えば、シニア世代のドライバーが活躍している運送会社の中には、定年制を撤廃して、70歳以上でも本人の希望に応じて勤続できる環境を整えているところもあります。また、永年勤続制度を導入している会社においては、ドライバーが仕事へのモチベーションを維持できるよう、年齢によらず勤続年数の長さに応じて基本給や手当の金額を設定したり、役職を任せたりしているところも少なくありません。なお、体力面で不安を感じずに働きたい人は、正社員や契約社員の雇用形態でも自分の体調に応じて時短勤務ができる会社を選ぶのも良いでしょう。

中距離や長距離のドライバーは年齢不問で好待遇で働きやすい

中距離や長距離を担当するトラックドライバーは、業界全体で人手不足の状況にあり即戦力となりうるベテランの活躍が期待されています。特に、全国に営業所を展開している運送会社では、永年勤続制度を導入するだけでなく、勤務態度や成績が優秀なドライバーを対象に特別の手当を支給しているところもあり、待遇面でも満足して働き続けることが可能です。在籍ドライバーの年齢層が高めの運送会社の中には、求職者向けに社内のドライバーの活躍ぶりについて写真やインタビューなどで紹介しているところもあります。そのため、年齢の面でハンデを感じることなく働くうえで、求職中にドライバーの勤続年数が長く離職率が低い会社を優先的に探すのがおすすめです。